保険は、恋人みたいな存在だった
25歳から40歳まで、
私は長いあいだ保険と付き合ってきました。
まるで恋人のような存在でした。
16年間、一度も使うことはありませんでした。
大きな病気やケガもなく、平穏な人生。
これはきっと、多くの人も同じだと思います。
それ自体は、間違いなく「幸せなこと」です。
保険で“得した記憶”は、たったこれだけ
少し余談ですが、
車のタイヤ保証だけは使ったことがあります。
パンクしたとき、4本すべて新品に交換。
正直、「得した」と思えたのはこの一度だけです。金額は3万円代後半です。交換工賃は取られましたけどね(笑)
保険で得を実感したのは、
このレベルの話でした。
資産は静かにそして確実に削られていった
しかし現実は違いました。
これまで加入してきた保険は、
確実に私の資産を削り続けていました。
誤解してほしくないのは、
「保険=悪」ではないということです。
問題は、
自分の収入や生活を正しく理解せず、
必要以上の保険に入っていたこと。
すべてはここにあります。
保険料として支払ったお金は、基本的に戻りません。
そして、そのお金があればできたはずの経験も、
もう二度と取り戻せません。
公的保障を調べなかった。
理解しようとしなかった。
すべては、自分の知識不足でした。
「間違いを認める」ことからしか、人生は変わらない
人は未来を生きるしかありません。
だからこそ、
間違いを間違いと認める必要があります。
私は、自分の保険選びを「失敗」と認めました。
そして、
高額な“勉強代”を払ったと受け止めました。
今はもう、「自分の頭で考えて選ぶ」ことを習慣づけています。
それでも“必要な保険”はあります
すべての保険を否定しているわけではありません。
今も継続しているのは、この3つです。
・火災保険
・自動車任意保険
・個人賠償責任保険(自転車保険含む)
これは、今の私にとって必要な保険です。
【リアルな額を公開】 支払総額712万円。
(※1万円未満は切り捨て)
医療保険
・日本生命:72万円(掛け捨て)
・東京海上あんしん生命:56万円(返戻額19万円)
終身保険
・日本生命:331万円(返戻額250万円)
個人年金
・日本生命:177万円(返戻額168万円)
就業不能保険(掛け捨て)
・あいおい生命、アクサダイレクト生命:19万円
がん保険(掛け捨て)
・メットライフ生命、朝日生命、富士生命:31万円
変額保険
・東京海上あんしん生命:15万円(返戻額6万円)
・アクサ生命:11万円(返戻額2万円)
支払総額:712万円
返戻額:445万円
差額:▲267万円
私があえて「損失」と呼ぶ理由
保障がある以上、
単純な損失とは言い切れません。
それでも私は、あえて「損失」と呼びます。
自分の過ちを、曖昧にしたくないからです。
約270万円。
サラリーマンの悩みの多くが、
一瞬で消える金額です。
この数字を出したとき、
手が震え、夜も眠れませんでした。
ここまで自分が情けないと思ったのは、
初めてかもしれません。
氷河期パパと同じ思いを、みなさんにはしてほしくない
今だからこそ、強く思います。
この経験は、
誰かの役に立たなければ意味がない。
たしかに、満期まで待てば
元本を保ち、わずかながら金利が上乗せされる商品もあります。
それは事実です。
でも——
20年後、30年後の世界を、
正確に想像できる人は誰もいません。
その不確実な未来の中で、
その保険“だけ”で本当に安心できるでしょうか?
そして、もう一つ忘れてはいけない現実があります。
保険会社はボランティアではありません。
あくまで「ビジネス」です。
善意だけで動いているわけではない。
顧客満足だけを追い続けても、
企業は存続できません。
利益を上げ、顧客を獲得し続けることで、
はじめて成り立つ世界です。
その裏側には、
株主、取引先、従業員——
多くの立場と期待に応える責任があります。
だからこそ。
「勧められたから入る」のではなく、
「自分で選ぶ」。
この視点を、絶対に忘れないでください。
最後に。
保険はあくまで手段です。
目的は、
あなたと家族の人生を守ること。
そのために、
本当に必要なものだけを選んでください。
次回予告:返戻金、どう使ったか全部公開します
解約して得たお金を、私はどう使ったのか。
きれいごとなしで、
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