信用取引は「誰でも参加できるプロの世界」
一言で言えば、素人プレーヤーがサッカーワールドカップに参加するようなイメージに近いです。
信用取引の世界には、ゴリゴリのプロもいれば、バキバキの素人もいます。
もちろん、私のような中級者の底辺プレーヤーもいます。
金額もさまざまです。
フルレバレッジで資産の3倍まで勝負する人もいれば、私のように「はじめて信用取引」を利用し続ける人もいます。
どんな人でも参加できて、どんな倍率でも勝負できる。
本当にすごい世界だと思います。
レバレッジの先にある退場リスク
フルレバレッジの場合、資産が急減すると追加証拠金(追証)が発生します。
そして資金を入れられなければ強制売却。
そのまま株式市場から退場となることもあります。
プロでも素人でも関係ありません。
レバレッジのかけ方次第では、一撃でサヨナラになる世界です。
日銀ショックで味わった恐怖
私は2024年8月の日銀ショックのとき、信用枠をほぼ目いっぱい使った状態でポジションを保有していました。
あの日を経験した人なら分かると思います。
当時の私は、暴落していくマーケットに対して理由を見つけることができず、ただ恐怖の中で見続けているだけでした。
追証は発生しなかったため強制売却にはなりませんでしたが、市場から強制排除された人は多かったのではないでしょうか。
売りが売りを呼ぶ。
そして追証が追証を呼ぶ。
株価は凄まじい速度で下落していきました。
正直、
「アプリの不具合かな?」
と思ったほどです。
暴落は買い場?そんな余裕はなかった
あの頃は、暴落で買うどころか売ることさえできませんでした。
手がぶるぶる震え、おしっこをちびりそうになっていました。
暴落の中で買い向かっていた人もいたと思いますが、改めてすごい胆力だと思います。
私は結局、暴落の日から株価が戻るまで、ただポジションを持ち続けていました。
乗り越えたというよりも、ただ含み損に耐えていただけです。
そして含み益になった瞬間に売却しました。
投資家としては褒められた行動ではないかもしれませんが、経験値だけは確実に残りました。
信用取引は利益よりも心理との戦い
たしかにポジションを大きく持てば、現在のような上昇局面では大きなリターンを得ることができます。
しかし、下落局面ではその反動も大きくなります。
また、20%を超えるような暴落を経験したことがない人は、ほぼ確実に狼狽売りになると思います。
頭では分かっていても、
「いますぐ助かりたい」
という感情に支配されるからです。
信用取引は、お金の勝負というより心理の勝負だと感じています。
ジョジョのダービー戦を思い出す
心理戦といえば、『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎とダニエル・J・ダービーの対決は有名です。
あの勝負は、相手の心を折った方が勝つゲームでした。
信用取引も少し似ています。
ベットしている金額が大きくなればなるほど、人は冷静ではいられません。
相場に負ける前に、自分の感情に負けてしまうのです。
それでも信用取引は続けている
これが、信用取引を経験してきた私の率直な感想です。
それでも現在、「はじめて信用取引」を利用してトレードは続けています。
結果としては、
「マイナスではないけれど、すさまじいプラスでもない」
というところです。
いずれ卒業する日が来るかもしれません。
しかし今のところは、適度な距離感を保ちながら信用取引と付き合っていく予定です。
まとめ|信用取引で学んだのは自分の弱さだった
信用取引は資産を増やすための道具です。
しかし、それ以上に自分の感情と向き合うための道具でもあります。
私は2024年8月の日銀ショックで、そのことを嫌というほど思い知りました。
利益よりも大きな収穫は、自分の弱さを知れたことかもしれません。
そして、その弱さを知ったうえで市場に残り続けること。
それが、信用取引を経験した今の私なりの答えです。
次回、日本株のリアル投資のまとめです。
「日本株のリアル投資」シリーズ全体を振り返りながら、私が投資を通じて学んだことをまとめたいと思います。

