経済的な理由で子どもを持てない時代
昨今、経済的な理由を背景に、子どもを持つことをあきらめてしまうという報道をよく耳にします。
そうした報道に触れるたび、悲しい気持ちになります。
もちろん、報道の背景にどのような事情があるのか、私にはわかりません。
それでも、今回は氷河期パパなりの考えをつづってみたいと思います。
夫婦で暮らすことで変わる生活費
そもそも、経済的な理由で子どもをあきらめるということは、夫婦やパートナーとの生活を考えたうえで、それでも経済的な余裕がないということなのだと思います。
しかし、夫婦やパートナーと同居することで、生活費の負担が軽くなる部分もあります。
例えば、住居費は一人暮らしのときよりも一人当たりの負担を抑えられる可能性があります。
水道光熱費も、二人で暮らすからといって単純に二倍になるわけではありません。食費についても、工夫次第では一人ずつ暮らすより効率的になることがあるでしょう。
つまり、二人で生活することで、単純な足し算では済まない節約効果が生まれるのです。
もちろん、すべての家庭に当てはまるわけではありません。それでも、家計の考え方や生活の仕方によって、経済的な余裕を生み出せる可能性はあると思います。
お金の使い方を見直す余地はないのか
それでは、経済的な余裕が生まれない理由は何なのでしょうか。
事情は人それぞれなので、一概に決めつけることはできません。
ただ、私は娯楽や趣味など、自分の楽しみのために使うお金も、家計に影響を与える要素の一つではないかと考えています。
現在の日本には、さまざまな娯楽があふれています。
私が子どものころと比べても、身近に楽しめるものが増え、お金を使う誘惑も多くなったように感じます。
もちろん、娯楽そのものが悪いわけではありません。人生を楽しむことも大切ですし、自分の楽しみをすべて犠牲にする必要もありません。
ただ、これからパートナーと生活をともにし、子どもを持つことを考えるのであれば、お互いのお金の使い方や将来の希望について、事前に話し合っておくことも必要なのではないでしょうか。
パートナーと未来について話し合う
子どもを持つかどうかは、夫婦やパートナーにとって大きな選択です。
どちらか一方の希望を押しつけることは、決してあってはなりません。
子どもを望まない人の考えも尊重されるべきですし、子どもを望んでいる人が、その希望を実現できるように考えることも大切です。
だからこそ、同居や結婚を始める前後に、お互いがどのような未来を望んでいるのか、どのような生活を送りたいのかを話し合っておくことが重要だと思います。
お金の問題についても同じです。
収入や支出、住居費、将来の貯蓄などを一緒に考えることで、今まで見えていなかった選択肢が見つかるかもしれません。
「経済的な理由」という言葉の重さ
子育てに多くのお金がかかることは事実です。
教育費や住居費、日々の生活費など、子どもを育てるには相応の経済的な負担が生じます。
また、収入や雇用の不安定さ、家庭の事情など、本人の努力だけでは解決できない問題もあります。
それでも、経済的な問題は、多くの人が程度の差こそあれ、向き合っている課題ではないでしょうか。
それぞれの家庭が、自分たちにできる方法を考え、少しずつ解決に向けて取り組んでいく必要があると思います。
私が気になるのは、「経済的な理由で子どもをあきらめる」という言葉の重さです。
もちろん、現実的に難しい選択を迫られる人がいることは否定できません。
しかし、一度その結論に至ってしまうと、本当はできるかもしれない工夫や、まだ残されている選択肢まで閉ざしてしまうことがあるのではないでしょうか。
自分自身を納得させるためにも使われる、非常に強い言葉だからこそ、結論を出す前に、できることがないか考えてみてほしいのです。
若い世代には、自分の可能性を信じてほしい
特に20代、30代の人たちには、自分の可能性を信じてほしいと思います。
今の収入だけを見て、将来のすべてを決めてしまう必要はありません。
働き方を変える、生活費を見直す、住む場所を考える、パートナーと協力する。できることは、家庭によってさまざまです。
もちろん、無理をしてまで子どもを持つべきだと言いたいわけではありません。
大切なのは、経済的な不安だけで最初から可能性を閉ざすのではなく、自分たちが望む未来に向けて、どのような選択肢があるのかを考えてみることです。
経済的な理由であきらめる前に、もう一度、パートナーと未来について話し合ってみてはいかがでしょうか。
今回は以上になります。
