結婚して、2人で新しい生活を始める。
好きな人と一緒に暮らすのは楽しいものです。
しかし、将来的に子どもを望んでいるのであれば、住宅費については少し冷静に考える必要があります。
今回は、一つのモデルケースを作って考えてみます。
共働きなら、どこまでの家賃が払えるのか?
今回想定するのは、次のような30歳の夫婦です。
- 夫婦ともに30歳で、現在は共働き
- 子どもはいないが、将来的には1人を希望
- 旦那さんは品川区勤務で、額面月給35万円
- 奥さんも品川区勤務で、額面月給30万円
- 住まいは神奈川県で、通勤時間はドア・ツー・ドアで約60分
- 夫婦それぞれ、新NISAで月3万円ずつ積み立てる
- ボーナスは少額のため、月々の給与だけで家計を考える
手取りは、旦那さんが月27万5,000円程度、奥さんが月24万円程度と仮定します。
世帯の手取りは月約51万5,000円。
夫婦2人で暮らしている間は、住宅費を払っても、ある程度の貯蓄ができそうです。
しかし、問題はここからです。
奥さんが仕事を辞めたらどうなる?
今回は、奥さんが産休・育休を取得した後、職場復帰せずに専業主婦になるケースを想定します。
私、氷河期パパと同じように、経済的に恐怖のズンドコになる状況を考えてみます。
奥さんの収入がなくなれば、家計を支えるのは旦那さんの給与が中心になります。
手取りは月27万5,000円程度。
ここから家賃、食費、光熱費、通信費、日用品、子どもの養育費などを支払わなければなりません。
さらに、夫婦それぞれが月3万円ずつNISAを続けるなら、毎月6万円の積み立ても必要です。
そう考えると、住宅費に使える金額は限られてきます。
私の試算では、家賃と管理費を合わせて月7万円程度が、一つの上限候補になると考えています。
「えっ! そんなところ、ありますか?」
そう思う方もいるでしょう。
確かに、品川区まで通勤60分程度という条件で、夫婦と子どもが暮らせる物件を探すのは簡単ではないかもしれません。
築年数や駅からの距離、部屋の広さなど、何かを妥協する必要も出てきます。
もちろん、家賃7万円なら必ず生活できるという意味ではありません。子どもの費用や車の有無、保険料などによって家計は変わります。
貯蓄があれば、選択肢は増える
夫婦である程度の貯蓄があれば、話は変わります。
貯蓄を取り崩しながら生活し、子どもが少し大きくなったタイミングで奥さんがパートに復帰する方法もあります。
ただし、貯蓄があるからといって安心しきるのは危険です。
貯蓄は無限ではありません。氷河期パパの前の記事→貯金100万円を切った日|“楽観”が招いたリアルな不安とその始まり
出産や育児にはお金がかかりますし、家電の買い替えや急な出費もあります。
子どもを望むのであれば、夫婦2人だけの趣味や娯楽を見直し、未来に備えることも必要です。
そして、何より大切なのは、そのことを夫婦でよく話し合うことです。
32歳までに、貯蓄できる生活習慣を身につける
次の記事でも触れますが、私は32歳までに、できる限り貯蓄を作っておくことが大切だと考えています。
それ以上に重要なのは、貯蓄を作れる生活環境に慣れておくことです。
お酒、タバコ、お金のかかる趣味。
何にお金を使い、何を控えるのか。
すべてを我慢する必要はありません。しかし、将来のために取捨選択する習慣は、早いうちから身につけておきたいものです。
そうしなければ、私のように、部屋で支払いのことばかり考え、仕事中も食事中もお金の不安が頭から離れない状態になってしまうかもしれません。氷河期パパの前の記事→はじめて入門する、お金の悩み|貯金が減る不安の正体とは
お金の不安は、生活のあらゆる場面に影響します。
だからこそ、余裕があるうちに備えておくことが大切なのです。
結婚はゴールではなく、新しい生活のスタート
結婚はゴールではありません。
2人で新しい生活を作っていくスタートです。
住宅費、子どものこと、貯蓄、仕事。
これらは、どちらか一方が頑張れば解決する問題ではありません。
「俺が頑張れば何とかなる」
そう考えることも立派ですが、それだけでは限界があります。
お互いの希望や不安を話し合い、2人で納得できる答えを見つけていくことが大切です。
ワンピースでジンベエに怒られたルフィも言っていました。
「仲間がいるよ!」
夫婦も同じではないでしょうか。
1人で抱え込まず、2人で考える。
それが、将来の生活を守るための第一歩だと思います。
次回は、もう少し現実的な話。
「経済的な出産の限界年齢」について考えてみます。

