大型株デビューへの期待
前回まではセクターごとの投資について書いてきましたが、今回は初年度に経験した最大の失敗談です。
以前の記事でも触れましたが、当時は投資系YouTuberの動画をよく見ており、その中でもよく参考にしていたのが、高橋ダン氏でした。
その動画で取り上げられていたのが、日本を代表する通信・投資企業であるソフトバンクグループ(以下SBG)です。
当時、大きな損失を経験していなかった氷河期パパは、とうとう大型株に手を出そうとしていました。
「ここで大きな利益が出せるかもしれない」
そんな期待を胸に、購入を決意したのです。
「30%下落しているなら安い」は危険な発想だった
当時のSBGの株価は6,800円台(株式分割前)。
上場来高値の10,000円超(株式分割前)から約30%下落していました。
私は単純に、
「30%も下がっているなら買い時では?」
と考えてしまいました。
今振り返れば、まさにチャートしか見ていない投資家の典型です。
さらに動画の中で、
「これはバーゲンセールですよ!」
という言葉を聞き、自分に都合の良い情報だけを集めて購入を正当化していました。
今思えば、完全に思考停止状態だったと思います。
購入直後から始まった含み損地獄
ところが、購入後の株価は私の期待とは正反対の動きを見せました。
購入直後から株価は下落を続け、わずか1か月で含み損は12万円に到達。
その後も下落は止まらず、毎月のように含み損が拡大していきました。
最終的には16万円の含み損となり、購入価格から約25%の下落を経験しました。
大型株デビューとしては、なかなか強烈な洗礼でした。
今なら正しかった?でも保有できるかは別問題
現在のSBG株価を見ると、株式分割前換算で34,000円近い水準まで上昇しています。
結果論で言えば、あの時は確かにバーゲンセール価格だったのかもしれません。
しかし、それは今だから言えることです。
当時の私に、
- 16万円の含み損を抱えながら
- 半年以上下落に耐え
- さらに数年間保有し続ける
そんな覚悟はありませんでした。
投資では「正しい銘柄を買うこと」と同じくらい、「持ち続けられること」が重要なのだと痛感しました。
初めての損切り
結局、
- 上場来高値から30%下落した株を安易に購入し
- さらに購入価格から25%下落し
- 保有を続けることができず
購入から7か月後に売却しました。
私にとって初めての売却、そして初めての損切りです。
非常に苦い経験となりました。
当時は本気で、
「もう投資なんてやめたい……」
と思ったほどです(笑)。
このSBGの含み損によって、日本株全体の評価額までマイナスになっていました。
含み損よりも損切りの方がつらい
不思議なことに、売却した後は気持ちがかなり楽になりました。
もちろん損失は確定しています。
それでも半年以上続いた含み損から解放されたことで、精神的な負担が大きく減ったのです。
今回の経験から学んだことは、
- 含み損は想像以上にメンタルへ影響する
- 半年以上の含み損はかなり苦しい
- しかし損切りはそれ以上につらい
ということでした。
人は損失を確定させたくないため、何度も売却をためらいます。
いわゆる「損失回避バイアス」です。
私自身も何度も売却を踏みとどまりました。
それでも最終的に損切りを経験したことで、投資家として一歩成長できたように思います。
まとめ|失敗から学んだ最初の教訓
初年度最大の失敗は、ソフトバンクグループへの投資でした。
しかし、この経験があったからこそ、
- 安いと思っただけで買わない
- 他人の意見だけで投資しない
- 自分が保有し続けられるかを考える
という大切な教訓を得ることができました。
投資で失敗を避けることは難しいですが、その失敗から何を学ぶかは自分次第です。
今では、この初めての損切りも貴重な授業料だったと思っています。
次回予告
保険嫌いの氷河期パパがなぜか購入した「保険株」のお話です。お楽しみに。

