日本株のリアル投資⑥|初年度最大の失敗、ソフトバンクグループで学んだ損切りの重み

「日本株のリアル投資」シリーズ

大型株デビューへの期待

前回まではセクターごとの投資について書いてきましたが、今回は初年度に経験した最大の失敗談です。

以前の記事でも触れましたが、当時は投資系YouTuberの動画をよく見ており、その中でもよく参考にしていたのが、高橋ダン氏でした。

その動画で取り上げられていたのが、日本を代表する通信・投資企業であるソフトバンクグループ(以下SBG)です。

当時、大きな損失を経験していなかった氷河期パパは、とうとう大型株に手を出そうとしていました。

「ここで大きな利益が出せるかもしれない」

そんな期待を胸に、購入を決意したのです。


「30%下落しているなら安い」は危険な発想だった

当時のSBGの株価は6,800円台(株式分割前)。

上場来高値の10,000円超(株式分割前)から約30%下落していました。

私は単純に、

「30%も下がっているなら買い時では?」

と考えてしまいました。

今振り返れば、まさにチャートしか見ていない投資家の典型です。

さらに動画の中で、

「これはバーゲンセールですよ!」

という言葉を聞き、自分に都合の良い情報だけを集めて購入を正当化していました。

今思えば、完全に思考停止状態だったと思います。


購入直後から始まった含み損地獄

ところが、購入後の株価は私の期待とは正反対の動きを見せました。

購入直後から株価は下落を続け、わずか1か月で含み損は12万円に到達。

その後も下落は止まらず、毎月のように含み損が拡大していきました。

最終的には16万円の含み損となり、購入価格から約25%の下落を経験しました。

大型株デビューとしては、なかなか強烈な洗礼でした。


今なら正しかった?でも保有できるかは別問題

現在のSBG株価を見ると、株式分割前換算で34,000円近い水準まで上昇しています。

結果論で言えば、あの時は確かにバーゲンセール価格だったのかもしれません。

しかし、それは今だから言えることです。

当時の私に、

  • 16万円の含み損を抱えながら
  • 半年以上下落に耐え
  • さらに数年間保有し続ける

そんな覚悟はありませんでした。

投資では「正しい銘柄を買うこと」と同じくらい、「持ち続けられること」が重要なのだと痛感しました。


初めての損切り

結局、

  • 上場来高値から30%下落した株を安易に購入し
  • さらに購入価格から25%下落し
  • 保有を続けることができず

購入から7か月後に売却しました。

私にとって初めての売却、そして初めての損切りです。

非常に苦い経験となりました。

当時は本気で、

「もう投資なんてやめたい……」

と思ったほどです(笑)。

このSBGの含み損によって、日本株全体の評価額までマイナスになっていました。


含み損よりも損切りの方がつらい

不思議なことに、売却した後は気持ちがかなり楽になりました。

もちろん損失は確定しています。

それでも半年以上続いた含み損から解放されたことで、精神的な負担が大きく減ったのです。

今回の経験から学んだことは、

  • 含み損は想像以上にメンタルへ影響する
  • 半年以上の含み損はかなり苦しい
  • しかし損切りはそれ以上につらい

ということでした。

人は損失を確定させたくないため、何度も売却をためらいます。

いわゆる「損失回避バイアス」です。

私自身も何度も売却を踏みとどまりました。

それでも最終的に損切りを経験したことで、投資家として一歩成長できたように思います。


まとめ|失敗から学んだ最初の教訓

初年度最大の失敗は、ソフトバンクグループへの投資でした。

しかし、この経験があったからこそ、

  • 安いと思っただけで買わない
  • 他人の意見だけで投資しない
  • 自分が保有し続けられるかを考える

という大切な教訓を得ることができました。

投資で失敗を避けることは難しいですが、その失敗から何を学ぶかは自分次第です。

今では、この初めての損切りも貴重な授業料だったと思っています。


次回予告

保険嫌いの氷河期パパがなぜか購入した「保険株」のお話です。お楽しみに。

タイトルとURLをコピーしました