日本株のリアル投資⑫|キャラクタービジネスは「夢」と「成長性」をどう見るか

「日本株のリアル投資」シリーズ

ディズニーやサンリオといえば、日本で暮らしていれば一度は触れる国民的キャラクターです。

私の娘も大好きなキャラクターですが、投資家目線で見ると、また違った見方になってきます。

ディズニーという圧倒的ブランド

まずはディズニーです。

ディズニーはアメリカ発祥のキャラクターであり、本場アメリカでの事業規模は圧倒的です。

日本では、オリエンタルランドがライセンス契約を結び、一定のライセンス料を支払うことで東京ディズニーリゾートを運営しています。

主な収益源は、パーク利用料、ホテル利用料、グッズ販売などです。

開園から約40年が経過し、日本国内で東京ディズニーリゾートを知らない人はいないと言っても過言ではないほどの存在になりました。

オリエンタルランドの成長余地をどう考えるか

一方で、投資家として考えたときに気になるのは、今後売上や利益が何倍にも成長する余地がどれだけ残されているかという点です。

本家ディズニーはテーマパーク事業だけでなく、映画や動画配信など映像事業にも力を入れており、それを支える巨大な資金力があります。

しかし、オリエンタルランドはテーマパーク事業が中心であり、その点は弱みとも言えるでしょう。

もちろん、ディズニーが大好きな人にとっては、株を保有する理由は十分にあります。

好きな企業を応援する投資も立派な投資の形です。

サンリオはまだ伸びしろがあると感じる

次にサンリオです。

サンリオは日本発祥のキャラクター企業で、東京のサンリオピューロランドや大分のハーモニーランドといったテーマパークも運営しています。

企業規模ではディズニーに及びませんが、キャラクターの認知度やブランド力は非常に高いと感じています。

経営方針や海外展開次第では、売上・利益ともにさらに大きく成長する可能性を秘めている企業だと思います。

氷河期パパがオリエンタルランドを買わない理由

実際、氷河期パパはサンリオ株は保有していますが、オリエンタルランド株は保有していません。

理由は成長性だけではありません。

私が気になっているのは、東京ディズニーリゾートの「値上げ頼み」に見える経営です。

もちろん企業ですから利益を追求するのは当然です。

しかし近年は入園料の上昇に加え、ファストパスの廃止、有料優先パスの導入など、パークを満喫するためのハードルが少しずつ上がっているように感じます。

昔は「夢の国」でした。

今は「事前に予習して、追加料金も払ってください」というテーマパークになりつつあるように見えます。

新規顧客を軽視していないか

ディズニー好きな人なら問題ありません。

何度も通い、システムを理解し、グッズも購入するでしょう。

しかし投資家として気になるのは、新規顧客です。

初めて行く家族連れが、

「高い」
「仕組みが難しい」
「また行こうとは思わない」

となってしまったらどうでしょうか。

企業の成長に必要なのは既存ファンだけではありません。

新しいファンを増やし続けることです。

私は現在のディズニーに、その部分への危機感を少し感じています。

子どもが憧れなくなったら終わり

キャラクタービジネスの本質は、子どもが憧れることです。

親が連れて行きたいと思い、子どもがまた行きたいと思う。

この循環があるから何十年もブランドが続きます。

しかし親世代が「高くて行けない」と感じるようになれば、その子どもたちはディズニーとの接点を失います。

ブランドは強くても、顧客は自然には生まれません。

私はそこが最大のリスクだと考えています。

まとめ|夢だけでは株は買えない

ディズニーは間違いなく世界最高峰のキャラクターブランドです。

しかし投資家として見るなら、

「好きな企業」と
「買いたい企業」

は別です。

氷河期パパはディズニーが嫌いだから買わないのではありません。

むしろ好きだからこそ、

「今のまま値上げを続けて本当に大丈夫なのか?」

という疑問を持っています。

その一方で、サンリオにはまだ世界で戦える余地があると感じています。

だから私は、オリエンタルランドではなくサンリオを保有しています。

次回は、通販会社大手の千趣会について話します。

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