「高齢化社会だから伸びる」は単純すぎた
米国株のファイザーでも失敗しましたが、日本株でも同じような失敗を経験しています。
当時の氷河期パパの考えは、
「これから超高齢化社会になるのだから、医薬品関連企業の需要はますます増えるはず」
というものでした。
しかし、実際はそんなに単純な話ではありませんでした。
医薬品業界は非常に専門性が高く、国内外のメーカーがさまざまな医薬品のライセンスを保有しています。私は医療従事者ではないため、その仕組みを十分に理解しているとは言えませんでした。
医薬品業界には独特のリスクがある
医薬品には特許期間があり、特許が切れるとジェネリック医薬品が参入します。その結果、収益性が大きく低下するケースもあります。
さらに、新薬の開発には長い年月と多額の研究開発費が必要です。治験や各種審査で有効性や安全性が認められなければ、販売開始が遅れたり、中止になったりすることもあります。
そのようなニュースが出ると、株価が大きく下落することも珍しくありません。
「高齢化で需要が増える」という見方は間違いではありませんが、それ以上に業界特有のリスクが大きいことを後になって知りました。
調剤薬局も思ったほど簡単なビジネスではなかった
調剤薬局関連の株も購入しました。
皆さんも経験があると思いますが、日本では
病院 → 処方箋発行 → 調剤薬局 → 薬剤師による確認 → 服薬指導 → 薬の受け渡し
という流れになっています。
利用者から見ると時間がかかる仕組みですが、その裏では薬剤師の方々が安全性を確保するために多くの業務を行っています。
また、薬価改定や制度変更の影響も受けやすく、決して簡単に利益を生み出せるビジネスではないことを後になって理解しました。
購入した銘柄と投資結果
こうした業界特有の事情を十分に理解しないまま投資をした結果、成績は散々なものとなりました。
購入した銘柄は、
- アステラス製薬
- エムスリー
- 日本調剤
- クオールホールディングス
- アルフレッサ ホールディングス
などです。
結果として、クオールホールディングス以外は含み損のまま売却することになりました。
唯一利益が出たクオールHD
クオールホールディングスは、自宅近くの調剤薬局として馴染みがあり、株主優待も魅力的だったため、3年ほど保有していました。
コロナ禍が終わり、今後の大きな株価上昇は期待しにくいと考えて売却しましたが、個人的には今でも好感を持っている銘柄です。
株価が割安な水準まで下がることがあれば、再び保有を検討したいと思っています。
投資で得た教訓
この経験から得た教訓は、とてもシンプルです。
「自分がよく理解していない業種には投資しない」
医薬品関連株は、高齢化という追い風がある一方で、
- 特許切れのリスク
- 新薬開発の失敗リスク
- 薬価改定の影響
- 制度変更の影響
など、多くの要素が絡み合う難しい業界です。
私にとっては、「テーマだけで投資してはいけない」ということを学んだセクターでした。
次回予告
日本株のリアル投資⑪|不動産株
高配当と株主優待に惹かれて購入した不動産株。しかし、そこにも思わぬ落とし穴がありました。次回は不動産株への投資経験についてお話しします。

